先日、浜松のお蕎麦屋さんの看板のリニューアルを手伝わせて頂きました。浜松という風の強い気候を考慮して制作するのは、やはり東京にある看板と比べて大きな違いであったと思います。形は至って普通です。ハの時の折りたたみ式で、鉄のフレームに前回の看板から試用していた気を削り直して流用した物です。文字も前回からの流用です。店主と話し合いをして行く中で、いくつかぶつかる点もありました。また制約もありました。僕の判断が正しかったかは別として、思い通りに行かない事もありました。しかしそういった、対応すべき問題や制約がある事がデザインの面白みでもあると思います。またそうやって人とぶつかりながら、思いを共有し合いながら進める事は本当に楽しいです。やはり、基本的には人付き合い好きです。けど、僕が今日の日記で一番言いたかった事はこの事ではありません。二、三日前に参考というか、かなりモデルにさせてもらった元の看板を久々に見ました。デザインにおいてどちらが良いかはべつとして、僕が気になったのは鉄のフレームの溶接部分です。溶接部分の処理に関してはこちらの方が丁寧で綺麗でした。もちろん参考にした看板は意図的にそうしたかもしれません。今回溶接は大学の恩師の先生にお願いしました。先生は普段は木材をメインにした家具を作られている作家です。先生と何度か一緒に作業をさせて頂いた事があるんですが、先生は本当に丁寧です。さぼる事なく、1つ1つの作業を丁寧にこなされています。今回の看板制作も技術的な面で大変ご協力いただいたのですが、僕がかなり大雑把に進めて行く正確でしたので、かなりご迷惑ばかりお掛けしてしまいました。だんだんずれてきてしまいましたが、何が言いたいかというと今回先生にお願いして良かったなーという事です。ちなみにホームページもありますのでぜひいろんな人に紹介したいです。僕も丁寧な作業を見習わなくっちゃな。