今日世田谷ものづくり学校に行ってきました。初めてです。RISOスクリーンプリント展 布部&紙部 が目的でした。展示作品は数はあまりありませんでした。1つ1つもさほど大きくありませんでした。僕は作品よりも機械が気になりました。作品はバーコ印刷で刷られた物が多く、会場にはバーコ印刷の機械が展示してありました。机に乗る程度の大きさです。その時はこれだけでバーコ印刷が出来るんだ!すげー!と思いましたが、今思えばあの機械の前にシルク印刷で糊を印刷してパウダーを掛ける作業がある訳ですよね。つまり展示されていたのは最後の加熱の行程の機械だった訳ですよ。もう1つ気になる機械がありました。シルク印刷用の製版機です。シルク印刷の製版ってけっこー手間なんですよね、時間もかなりかかりますし。しかし会場にあったのはA3プリンター二台分程の大きさの機械で、プリンターのようにデータを送るだけで紗が製版されて出てくるという代物。これにはびっくりしました。なんと手軽なんだと。まあ欠点もありました製版後に枠にはめてテンションを掛けるので調整が難しくなります。あとサイズがまだ小さい物しかできないといった点です。テンションに関しては実際に作者に聞いたところさほど問題はないとの事。あとはでかい製版が出来たら最高だよね、とのこと。手軽さという事に関しては最強だなーと感じました。まあ版の厚みとか紗の細かさとかも商品のラインナップとして出てきたらもっと良いと思います。
そこで某大学の講師の方と知り合いました。とても優しい方で。色々な事を詳しく教えて頂き、連絡先も交換してきました。そこで感じたのがこれが僕の強みなのかなーと。きっとセンスや技術に僕の可能性はない。僕の強みはそうやって自分から人と繋がろうとする力なのかなーと。今までもその機会は幾度となくあった。これからはそれに頼らず自ら学ぶ姿勢とその機会があればそれをとことん活かす。ということなのかなと思いました。
今日の体験でますます純粋でいる事が大事だとさらに思いました。やはり卒制で考えていた印刷の為のグラフィックはあっていいと思うし、その時の発色と質感に対する思いは今も強く残ってる。周りへの建前ではなく、自分が純粋にやりたいと思う事をやる為にはどうしたらいいかを考え行動して生きて行きたい。
今日気づいたけど、僕は発色や質感、素材が好きな理由の1つに暖かみがどうとかではなく、立体的で要素1つ1つにコントラストがあるってことだと思った。平ぺったいのよりこっちの方が好きなんだろうな。